子供の運動発達を知ろう

運動

私自身、理学療法士として10年以上子供と関わる仕事をしてきました。

リハビリに来る子供は何かしらの病気や障害の診断を受けています。

「うちの子は、四つ這いはできるけどなかなか歩かないのが心配」

など、子供に合わせた心配を聴きながら一緒にリハビリをしてきました。

そんな私自身も自分の子育てで同じ心配を持つことを改めて感じました。

それは、障害や病気の有無に限らずすべての親は心配になることだと気づきました。

そんな心配を減らすために、「子供の運動発達」について解説していきます。

子供の運動発達って?

知人の子を見ていて「あっという間に歩くようになったな」と思うことはないですか?

子供の成長の中で歩くようになるまでは一時の間に過ぎていく感覚があります。

しかし、「歩く」という動きはとても高度なことなのです。

魚のような体だけの動きより

犬、猫のような四足歩行の動きより

猿のような前かがみの動きより

より高度に成長した動きが「二足歩行」になります。

だからこそ、歩けるようになることが当たり前ではないです。

歩けるようになるまでの過程で子供たちはすごくたくさんの経験をしています。

寝ていた子が歩けるようになるのが「運動発達」です。

自分の子の運動発達を他の子と比較してしまうことはありませんか?

「あの子は1歳前に歩いていたのに…」

と焦りと心配がぐるぐる頭をめぐってしまいます。

運動発達の基本を知ることが出来れば「子供の今」を見ることが出来ます。

「歩くのはゆっくりだけど、つか待って立てるから大丈夫…かな」

次のために必要な要素を知っておけると安心材料になります。

運動発達の基本

子供が歩けるようになるまでの運動発達の基本としては

仰向け

うつ伏せ

座位

四つ這い

つかまり立ち、伝い歩き

歩行

これらの段階を経て歩けるようになっていきます。

これは基本となる要素ではありますが、絶対はありません。

四つ這いをせずに歩けるようになる子もいます。

座ったまま動くことを覚える子もいます。

これらの動きができる、できないが良いとか悪いと判断するものではありません。

この項目ができる過程が大切になります。

すべての解説をここではできないので別記事で解説します。

子供を見るときは余裕をもって

運動発達を知っていくと子供の運動をポジティブに見れるようになります。

特に初めての子育てのパパやママはほんとに一生懸命に子供を見ます。

別に第二子、第三子をみているパパ、ママが手抜きをしているわけではありません。

しかし、経験があることの差が「一生懸命=焦り」に繋がりやすいことを見かけます。

例えば、立てるけど一歩がなかなかでない子の場合

初めての子の場合 「なかなか歩かないなにか問題があるのだろうか…」

兄弟児がいる場合 「この子はのんびりな子なんだ」

といった感じでどちらもその子をちゃんと見てますが余裕に差が出ます。

これが子供の成長に関わるわけではないですが、親のストレスになることがあります。

運動発達を知ると初めての子でも少し余裕をもって見ることが出来ると思います。

どんな子も一生懸命毎日を過ごしています。大人も焦らず見てあげましょう。

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限られた期間だからこそ親子で楽しんで育児をしていきましょう。

まとめ

子供の成長を見ていくうえで「運動発達」が大切になります。

生まれたての子が歩けるようになるまでの基本を知りましょう。

普段のお子さんの頑張りをよりたくさん見つけることが出来ますよ。

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