赤ちゃんが生まれてから歩けるようになるまでを解説します。
成長過程での遊びのポイントも解説します。
⑤ハイハイ、四つ這い
赤ちゃんといえばハイハイみたいな印象がありますよね。
そのくらいハイハイは大事な動きになります。
細かく見ると子どもがしているハイハイは、大人がするハイハイより難しいんですよ。
(今回はややこしくなるので記載しないですが…)
ハイハイができるまでの過程は①仰向け~④手支持までに記載してきました。
振り返りも含め端的に説明します。
赤ちゃんは仰向けでもうつ伏せでも初めから自分で思うようには動けません。
そんな中でも自分の気になることに対して全身を使って近づいていきます。
まずは顔、それでダメなら手足といった順番です。
その動きの中で体をねじることで寝返りができます。
うつ伏せの状態では上達すると姿勢を止めて頭を持ち上げる手支持をします。
手支持で体を持ち上がる高さがある程度に行くと足を支えにします。
これが四つ這いの姿勢ですね。
今回の本題はここから。
両手足をついた姿勢で用意ドンで動き出すわけではありません。
何ならすでに前進を覚えています。
それがずり這い、ほふく前進ですね。
体が持ち上がる前から手を交互に動かし前進します。
これは手の力だけで進んでいると思われがちですが、体をねじり足の力も使っています。
自衛隊の方々がやっていることが想像されますが非常に大変です。
それを難なくできるほど赤ちゃんは筋力にあふれています。
ずり這いができることで、四つ這いになっても
「手足を交互に動かせば前に進むじゃん!」と赤ちゃんは前進することができます。
赤ちゃんが重力に勝って動けるようになった瞬間ですね。
もちろん最初は短い距離からですが好奇心がより早く、効率的な動きに成長させます。
「四つ這い、ハイハイができた!すごい!」と感動しますよね。
そのあとは、親の心配の種になることもあります。
●うちの子はハイハイがすごく早いけどなかなか歩かない心配
●ハイハイだけどお尻を上げたやり方をするのは変?
●ハイハイが短くてすぐに立てるようになったけどいいの?
など悩んだこと、悩みを聞いたことはないですか?
経験上でもハイハイをできるようになるまで、そこから歩くまでは様々です。
わが子もずり這いが長かったり、四つ這いが不格好だったりしました。
けど個性と思って特に矯正しようとはせず見守りました。
もちろん動き方によってはリハビリ等の介入が必要なケースもあります。
病気や障害の有無も関連しまが、はっきりとした診断がない場合も多いです。
悩んだら病院、周囲に相談することが一番だと思います。
経験上は、その子のペースに合わせることでよいと思います。
その子が気になることに対して一生懸命動いているのは変わりないです。
その中でのびのびいろんな動きをさせてあげることが大切だと思います。
参考程度にですがこんな悩みにはこんな遊びを紹介します。
●ずり這いはするけどハイハイになりにくい場合
ずり這いからハイハイになりにくいときは「高さ」が欲しいです。
子どもは基本的に高いところに登ることは大好きです。
部屋の中でもソファとか机とか気づけば上がってないですか?
ずり這いではそこまで届かないので、届く高さから練習してみましょう。
例えばクッション、段ボール箱
箱はのしかかってもつぶれない程度に補強して置いてみてください。
新しいものってだけでも意欲的に使うと思いますよ。
●ハイハイがお尻を上げた動き方になっている場合
これは「高い這い」といわれる動きになります。
案外、四つ這いよりも早い速度で動く子もいるんですよね。
四つ這いと高這いの違いは足の使い方!
四つ這いは「ひざ」高這いは「足」
つまり、ひざを着く練習が大切です。
ひざを着くにもさっきと同じ登る動き。
特に階段のように段差が連続してあるとひざを使う場合があります。
ただ怪我に注意が必要なので近くで見守ってあげてください。
動ける高さを下げるのも有効です。
お尻を下げないと通れなさそうな高さのトンネルを作ってみてください。
●ハイハイの時期が短い場合
早く歩けるようになるのはうれしいことです。
特別悪いこともないです。
でも、あえてハイハイをする機会を作ってあげるとより体幹が強くなります。
歩けるようになってしまうと歩く方を優先してしまいます。
ハイハイをする状況を作るためトンネルは有効です。
あとは一緒にハイハイをして遊ぶのもいいですね。
遊びの一環として取り入れてみてください。
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