歩くまで ③寝返り

育児

生まれてから歩けるようになるまでを解説していきます。

その過程での遊びに活かせることも説明していきます。

③寝返り

以前の記事「①うつ伏せ」「②仰向け」で寝返りするまでを説明しました。

今回は「寝返り」に注目して大切なことを説明していきます。

まずは言葉どおり仰向けとうつ伏せから姿勢を変えることを言います。

ですが、赤ちゃんにとってはとても大事な動きになります。

それは「移動手段」となるからです。

移動といえばイメージするとハイハイや歩くなど

直進すること、まっすぐに進むことの印象が強くあるかと思います。

ですが対照的に動く直進は難しい動きです。

最近寝返りができるようになった赤ちゃんでイメージしてみてください。

例えば左の方向に玩具があったら

仰向けの赤ちゃんは首の向きを変えることから動き始めます。

「あれが欲しい」と思った赤ちゃんは左手を伸ばしますね。

この時点でだけではなく体もに傾きます。

さらに「欲しい」が強まると右手を伸ばします。

両手を右に伸ばすと上半身がにねじれる動きになります。

さらに「欲しい」が強まると左足が伸びます。

これでお尻がついてきますね。

さらに「欲しい」が強まるとを伸ばします。

これで下半身が左にねじれます。

上半身と下半身が同じ方向に捻じれることで寝返りとなります。

うつ伏せであっても動き方は同じです。

しかし、うつ伏せは難しい点がありますね。

重力に対して体を持ち上げる必要があるということです。

赤ちゃんの手の太さ数㎝分、体を浮かす動作が必要です。

そのため動きにくく「うー、うー」とうなった結果

泣いてしまうなんてこともありますね。

これを頑張るとよりスピーディーな寝返りができるようになります

仰向けからも、うつ伏せからも寝返りができると移動範囲が広がります。

私は寝返り動作に「横の動き」の印象が強くありました。

あるとき娘の寝返りを見ていると斜めに進んでいくんですよ。

うつ伏せからの寝返りが得意になってくると

「縦の動き」が足されるのだと気づきました。

うつ伏せで体を持ち上げるときに足の踏ん張りの練習になります。

これで斜めへの動きになります。

仰向けで「背這い」も増えるかもしれないですね。

これも悪いことではなく個性だと思います。

もし「背這い」ばかりという場合は対策も一緒に考えるので相談ください。

移動範囲が広がるということは「一人遊び」が長くなるということです。

子供は遊びの中で成長していくのでとても大切な時間です。

☆ポイント 寝返りを見ているとき教えるときの視点

「方向」

赤ちゃんは利き手は決まってないですが、得意な顔の向きがあります。

例えば「なんか右に寝返りすることが多いな」と感じるかもしれません。

右がいいとか左が悪いとかは当然ありません。

左右の動く頻度は違うかもしれないですが両方できてくることが多いと思います。

特に心配するような違いではないですが

障害や個性で右か左片方の寝返りしかできない。やりにくい。

ということもあるのは事実です。

そんな時、まずは顔の向き苦手な方向に向かせることからしてみてください。

基本的には顔→手→足の順で動かしていきます。

手足に合わせて体が動きます。

もう少し細かくしてしまうと顔の中でも「目」つまり「目線」が大切です。

その子が好きなもの。例えばガラガラとかぬいぐるみとか。

目線が動くか、顔が動くか、手は動くか

段階を追って苦手な方向への寝返りを試してみてください。

「広さ」

寝返りができるようになると…

ふと家事をしていたら、コロンコロンと視界からいなくなることありますよね。

成長を感じつつ、けがの注意が必要です。

寝返り動作が大きくなってきた時がベビーサークルの考え時

寝返りを移動手段とすることは「一人遊びの広がり」です。

赤ちゃんが自分の気になるものに届きやすくなる分、気を付けることが増えます。

誤飲、落下物、挟み込みなどたくさんあります。

一人遊びが増えるとやっと両親は自分の時間ができてきます。

それでも長時間ではないのですぐに泣いて呼ばれます。

この短時間で集中して家事、趣味をするために危機管理がおろそかになりやすいです。

サークルにこだわる必要はありませんが

手の届く範囲を限定して遊ばせることができます。

今回は「寝返り」の説明になりました。

もっと聞きたい、知りたいがあればコメントをお願いします。

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