子どもが生まれてから歩けるようになるまでを解説していきます。
「過程」と一緒にその時の遊び方も紹介していきます。
①仰向け
生まれてからベットの上にいる赤ちゃんがとっている姿勢が「仰向け」です。
「仰向けで寝ている」という言葉は私たちと赤ちゃんでは少し違います。
〇顔の向き
大人は顔が上を向いていることをイメージするかと思います。
赤ちゃんは左右どちらかを向いています。
〇手足
大人が寝ている姿勢はリラックスをして手足を伸ばしています。
赤ちゃんは全身に力を入れて手を握りこみ、足がバタついています。
つまり、赤ちゃんにとっては仰向けも不安定な姿勢です。
これはいろんな感覚がまだ未熟で自分の体をコントロールできないためです。
皆さんも目隠し、耳栓をしながら手足を使わずエアマットに乗っているとすると…
怖くないですか?…伝わりにくい…ですね
この中でも赤ちゃんは「顔の向きを変える」ことを自分でしています。
ぼんやり動くもの、聞こえる音に顔の向きを変えていきます。
この左右を向く動きがすごく大切です。
なぜなら自分の体の動かし方を知る始まりになるからです。
☆遊びポイント 左右交互に音をならして顔を向かせる
つい顔が向いているほうから声をかけてしまいがちですが
顔の反対から声をかけましょう。
ベッドで待っていてもらう時も顔の向きをあえて変えるのもあり。
顔の動きに合わせて動くのが手です。
最初は「反射」で手を動かします。
徐々に目が開き、音にも慣れるのに合わせて
不器用ながら意図的に手を伸ばしていくような動作が増えます。
☆遊びポイント おもちゃに手を伸ばすときは距離が大切!
手が届く=成功体験!だけど、その場にとどまりやすい…
手が届かない=一生懸命頑張ることで運動が伸びる!だけど、難しいとストレス
もう少しで届く位置で初めて、少し頑張ったら触らせてあげよう!
左右に向く動き、手の動きをしているとことで
体ってこうやって使うのか!と学んでいきます。
すると全身に入っていた力も抜けるので
まっすぐ寝ることができるようになります。
玩具が欲しいのに手がなかなか届かないなぁ
さて、赤ちゃんはどうすると思いますか?
あきらめる…そんなときもありますが、好奇心が旺盛な結果
おもちゃに足を近づけていきます。
顔と手と足が一つの方向に向かうと…
「寝返り」になります!
この寝返りまでが仰向けでとても大切な段階です。
手を伸ばすけど届かない。それでも頑張る。努力の成果ですね!
「寝返り」が歩くに近づくのは何となくイメージできますね。
その前に「手の動き」の説明が多かったと思いませんか?
仰向けで遊ぶことは「手が器用になる」ためにすごく大切になります。
これについては、別の記事で説明します。
今回は①仰向けの説明でした。
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