歩くまで ②うつ伏せ

運動

子供が生まれてから歩けるようになるまでを解説していきます。

「過程」と一緒にその時の遊びのポイントも紹介していきます。

※うつ伏せについての注意!!

「うつ伏せ」の時間は発達の中でも有効な時間であることは多方面の情報で出ています。

しかし「赤ちゃんのうつ伏せで寝てしまう」ことが

乳幼児突然死症候群」と関連するとの報告もあります。

今回の紹介は

起きている時間である。

短時間ずつである。

親がすぐ近くにいる。

本人の様子を確認している。

の点を厳守している上での説明になります。

また、うつ伏せの姿勢を取らせることに不安が伴う場合もあります。

必ず「うつ伏せの時間」を確保しなければ成長に影響するなんてことはありません。

仰向けの姿勢でも赤ちゃんは自分の興味で自然にうつ伏せになることを獲得します。

安全面、気持ちの余裕があることを踏まえたうえで参考にして頂きたいです。

それでは改めて②うつ伏せ

うつ伏せは「寝返り」ができるようになるまで自力でなることは滅多にありません。

滅多にであって絶対ではないのは

寝ているところの段差等でまれになってしまう可能性があります。

自分でなることはないから大人の手が必要です。

特に赤ちゃんに慣れていないと体を回す動きは怖いですよね。

一番伝えたいことは、注意は必要ですが怖いものではないことです。

僕自身は生後2か月頃から1日2回、1回5分程度で取り入れています。

これも必ずではなく、子どもと自分に余裕があればという感じです。

まずはうつ伏せ姿勢を取る意味ですね。

赤ちゃんのうつ伏せは、顔を左右どちらかに向けて手足をまげて体を丸めています。

実は、生まれてすぐの時期では仰向けで手足がバタつくより

うつ伏せで体を丸めておく方が安定して落ち着く子もいます

大人になってからでもうつ伏せが落ち着くという方もいますよね。

だからこそ寝入ってしまうと口が塞がらないか等の注意が必要です。

起きているときは、顔を真っ赤にして泣いてしまうことがよくあります。

心配にもなるのですぐに仰向けに戻してしまっても全然かまいません

その瞬間の赤ちゃんの様子を解説します。

うつ伏せで起きていることで動きにくさを自覚した赤ちゃんは

重たい頭を持ち上げるために一生懸命首と体を反らせます。

大人なら手を使って顔と体を持ち上げますが、赤ちゃんはまだできません。

体の力のみなので高くは持ち上がらず、数秒で床に顔を付けます。

この数秒、数センチでも頭を持ち上げて左右に顔の向きを変えています。

この「左右に顔の向きを変える」ということが重要です。

顔の向きを変える中でだんだん動きが上手になっていきます。

体の力も強くなることも要素の一つですが

置いてあるだけの手が、繰り返しの中で支える手に自然と練習しているためです。

もちろん「この手を使うんだ」と赤ちゃんが頭で考えるわけではないですが

一生懸命繰り返しながら自然と両手を使うなんて賢さに感動しませんか?

だんだんその場で手で支えて顔が上がると赤ちゃんの視界は大きく広がります

赤ちゃんは「あれあっち(右)に何かある!」と思ったら

右に顔を向けて右の手を伸ばしますよね。

それでもできないときは

左手を伸ばして何とか目的に届くように動きます。

顔、両手が一つの方向を向いたら「寝返りの始まりです」

「仰向け」から寝返りまでも別記事で説明しましたがこれで一周ですね。

赤ちゃんの動きはすべてが一生懸命動くことではっきりと区別はできませんが

仰向けは「手遊びの成長」に対して

うつ伏せは「移動手段の成長」

といわれることがあります。

その理由として、うつ伏せは寝返りでは終わらないからです。

一生懸命手を使って顔を持ちげられる赤ちゃんはより「高さ」に興味を持ちます

「あの上のもう少しで顔が近づきそう」

と思った赤ちゃんは一生懸命に体を反らしていきます

この状態でさらに手を伸ばすとどうなるでしょう。

もちろん失敗して飛行機みたいに手足を浮かした状態になります。

これが「エアプレーン」とも言いますね。これかわいいですよね。

ここから徐々に四つ這いになっていくのですが

この記事だけで超大作になってしまいそうなので

手支持」の記事で続きを説明させていただきます。

長くなりましたが、無理なく取り組ん取り組んでい頂けたら幸いです。

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